私たちについてaboutus

代表メッセージ

専門医制と、主治医制度。
矛盾する制度を解決し、患者さんのQOLを高めたい。

みなさんは、かかりつけ医という言葉をご存知でしょうか。
日本では伝統的に主治医制度が取り入れられていて、患者さんのことをいちばん理解している主治医が、入院から退院までの診察に責任を持つことがよいとされてきました。 患者さんと深いコミュニケーションをとることで信頼関係を築きながら診断や治療に臨めるため、大きな効果をあげてきました。

しかし、私が精神科医であるように、日本にいる医師は高度な知識や技量、経験を有する専門医を育成するための教育制度を敷いています。ここに大きな矛盾があります。
患者さんの主治医になれば専門以外の分野も診断することが求められますが、そのような状況に対応できる教育を受けてきていない。その結果、医療錯誤が起こりうるリスクが生まれてきます。「命に別条はないが、患者さんのQOLに大きな影響を与えてしまった」。そのようなヒヤリとする状況を私は何度も現場で見てきました。

「もし専門医から簡単なアドバイスをもらえたら、非専門医であっても疾患の存在に気付き、治療を開始できるんじゃないか。そうすることで患者様のQOLを高めることができるんじゃないか」。
いつしかその課題に対する答えを、私はずっと考えるようになりました。

専非専門医と専門医をつなぐ、新しい医療サービスを開発。

2014年、私はその解をアメリカで見つけました。医療の中に最新のIT技術がどんどん取り入れられるようになってきて、当時日本では認知が低かった遠隔医療の広がりを目の当たりにしました。私が考えていた医療課題はIT技術で解決することができるんじゃないか。漠然としながらも、確信に近いものを感じ、当時シリコンバレーで活躍していた今泉(現エクスメディオCTO)に声をかけ、医療とIT技術が融合した新しいサービスを生み出そうと動きだしました。
そうして生まれたサービスが、専門医から診断アドバイスがもらえる「ヒフミル」「メミル」です。これは24時間いつでもスマホやPCから依頼を出すことができ、平均30分程度で回答が返ってくるといったサービス。
非専門医の多くの医師から喜びの声をいただくことができました。

東日本大震災で避難を余儀なくされた福島県相馬市においては、専門医が現地に伺うことも難しく、満足な診断ができない状況が発生していました。そんな状況において、非専門医に適切なアドバイスがオンラインで手軽に届けられるこの遠隔医療サービスは、少なからずとも現場の診断に貢献していました。進んできた道は、間違いない道だ。その瞬間をみたときに、確信しました。

被災地だけではなく、日本中には医療が行き届いていない地域がたくさんあります。もっと多くの人たちが私たちのサービスを待っている。そう信じて私たちは、事業をさらなる次のフェーズへと進めています。

つくりたいのは、医療技術・知識のシェアリングエコノミー

私たちが実現したい世界。それは医療技術・知識のシェアリングエコノミーを実現することです。
専門医である医師の力を集結させることで、診断の質を向上させ、誰もが100点の医療を実現できる世界が実現できると考えています。医療知識には特許がありません。誰もが共有することで、よりよい世界をつくりあげていくことができるものです。そのためのシェアリングエコノミーを私たちが率先して促進していきたい。それが私たちに課せられた使命だと考えています。

先進的なIT技術と医療を掛け合わせて、新しい医療インフラを構築していきたい。私たちにできることはまだまだたくさんあります。ともに新しい世界を切り開こうとする仲間を心から求めます。

CO-FOUNDER & CEO

物部 真一郎

M.D., MBA

高知医科大学在学中に医療向け出版社創業。卒業後、精神科医として精神科病院勤務。 スタンフォード大学経営大学院在学中に、exMedio創業。スタンフォード大学医学部にてGraduate Research Course単位取得。